こんにちは、めりこです。
私はタイの首都バンコクに合計9年間住んでいました。
5年間の駐在期間にバンコクという環境のもと「車の運転」を習得しました。
おかげで、残り4年間の母子生活中「運転」を満喫できました。
今回は知っていて損はない。知っていないと危ないよ。知ってるからこそ安心。
的な車事情についてまとめてみようと思います。
*ちなみにバンコクは日本と同じ左側通行の右ハンドルです。
バンコクで車を運転する前に知っておこう!
運河
その昔、バンコクは運河の町で船が活躍していたみたいです。
時代が変わり、その運河を埋め立てて出来たのが現在の道路たち。
タイではその埋め立てて出来た道路を「Soi(ソイ)」と言っています。
運転手さん、その「ソイ」 曲がって!・・・みたいな。
逆を言うと、現在の「ソイ」 は、道路として考えて作られていないので、道と道がつながっていないのです。
間違って「ソイ」を入ってしまっても、大丈夫!どこかにはつながってるよ!
いいえ、つながるどころか、突き当りとなってしまいます。という状態なんです。
または、一方通行が多いので元の場所に戻ることも出来なくなってしまいます。
「ソイ」は要注意です!
洪水
そして、バンコクは海抜ゼロメートルなので、雨が降るとあっという間に洪水になります。
南国のスコールは、想像を超えるものがあります。
また、洪水がひどい「ソイ」や 、全く洪水にならない「ソイ」 があるので、知らずに入ってしまって車がはまってしまう恐れもあるかもしれません。
はまってしまうというのは、水にはまる。または穴ぼこにはまる。
数年前の話ですが、工事のため道路に大きな穴をあけ、その穴を鉄板でかぶせていたところに落ちて命を亡くした、という恐ろしいこともあります。しかも街中です・・。
いろいろと考えられるバンコクです。
駐車場
そして、ほとんどの駐車場では交通整理をしてくれるスタッフがいます。
タイ語とジェスチャーで誘導してくれます。タイ語が分らなくても有難いサービスですよね。
しかし、これも見極めが相当難しいんですよ!
デパートやホテルなど高級っぽい場所では気持ち的に安心して誘導に従えます。
しかーし、
それ以外では、ん?語弊がある言い方かもしれませんが、ちょっとしたスーパーやレストランのスタッフの誘導は・・・。
はっきり言って安心できません。
”オーライ オーライ!”
”ボン!!”
はい、私の車のバンパーがポールにぶつかった音です・・・
100%誘導に従ってはいけません。
そのタイ人のスタッフは、ごめんなさいというわけでもなく、お金を支払うわけでもなく・・・。
大したことはなかったけれど。
結局、自分を信じるのが一番です(笑)。
ルール
また、車を運転してる人しか分からないルールというものもあります。
なんだそりゃ?ですよね。
それは交通標識を見れば分かるでしょ?
いいえ、そこには標識なんてないんです!
じゃ、日本の常識で運転すればいいんじゃないの?
ここはタイのバンコクです。日本の常識で運転すると一発で事故ります。
この暗黙のルール的なやつが一番やっかいかもしれません。
これは経験を積むしかないと思います・・・。
運転スキル
驚きのルールがある中、さらに運転スキルもはっきりいって、え??ええーーーっ?という方が多いと思います。
バンコクでは数日間で免許を取得できるようなので「それなり」だと思います。
- 前輪・後輪、がっつりと路肩に乗り上げる・・・
- バックで駐車するのに何度も切り返し・・・
- 方向指示器出さずに曲がる
- 夜にノーライト
よく見かけます。
真っ黒の車
バンコクは、年中日差しが強いため全面(前・後ろ・横)に暗~いフィルムを貼ってる方が多いです。
下の写真をよーく見てください。違いが分りますか?
なので、突然やってくる譲り合いの瞬間など、アイコンタクトができません。
運転手の表情も分からないうえ、乗っているのかどうかシルエットさえも見えない車もあります。
これって結構な違和感があります。
渋滞
忘れてはいけないのがバンコクの渋滞ですね。渋滞は日常的なものなので意外に慣れます。ただおもしろいのは、年末年始ですがバンコクの街中がガラガラ状態。渋滞がないのでこれは慣れません(笑)。
こんな記事も書いています。
バンコクを走る車の写真集
ちょっと休憩してこちらをご覧ください。
バンコクの街中を走る車たちです。こんな車たちが走ってますよ!
↓工事の車です。ここまで年季が入るとかっこいい~!
↓建築現場で働く方のための物売りかな~と。こんなに積んでも落ちないってすごい技。
↓工事現場の方かな?荷台にはいまだに人がたくさん乗っています。
↓猛暑と排気ガスの中、エアコンなしで窓全開で走るバス。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
これだけとっても、バンコクで運転するというのはかなりリスクが高いということは分っていただけたと思います。
歩行者にとっても、とても安心して歩いていられませんね。バンコクは車が優先的なところがあるので、子どもにも十分そのしつけはされているようです。
国が変わればルールも変わるです。
バンコクルールにのっとって安全運転を心がけましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。